「反復練習が大事なんだ!」
よくこういう声を聞くが、なぜ反復練習が大切かを皆さん考えたことがあるだろうか?
頭でなく体に染み込ませるため?
無意識レベルで、できるため?
作業の体力をつけるため?
どれも間違ってはいないが解答として十分とは言えないだろう。
ただ、意味も理解せずに「反復しなきゃ・・・」
では人間は基本続かないのである。
反復することの大きな目的とは、
「技能の安定化」
であろうと思っている。
つまり、
それぞれの習得した技術・技能がいつも安定して同じように再現できることを差す。
ゴルフでいつでも、まったく同じスイングができるか?
同じ施術の圧をいつも再現できるか?
車の駐車はいつもしっかりできるか?
魚の目利きはいつも外さないか? etc・・・
実は、この「反復」が一番必要とされる時は、自分の技能が「停滞期(プラトー)」に入っている時である。
停滞期=伸び悩みの時期
しかしながら、私から言わせていただけば、停滞期は決して成長してないわけではないのである。
停滞期は、技能の安定化がじっくり進む期間なのである。
つまり、技術的な停滞期に入ったときに、そこから脱出させるためには、それまで培ってきた、技能をそれぞれのレベルで安定させる必要があるのだ。
つまり停滞期では難易度の高くない基礎技能の繰り返し・反復が、有効・必要になる場面なのである。
一つ一つの作業を振り返ってみてもう一度考察する。
もちろん「練習あるのみ」ではないし、今までの理論、手順も見直す必要もあるかも知れないが、
一方で「練習量は嘘をつかない」という言葉もある。
正しく理にかなった練習を、頭を使って繰り返す。それを人の何倍以上もやって体に覚えさせるのである。
そして次のレベルへステップアップするのである。
しっかりと「反復」の意味を理解して、今後に生かしてくださいね。
学院長より
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