前回チャンクのお話をした。
チャンクの使い方において、実践レベルに落とし込んでみる事にしよう。
例えば、みなさん初めて免許証を取ったりした時に、自動車学校の教官から色々いわれたはずである。
例えば道路のカーブで・・・
「ここでウインカーをつけて①、右ミラーを確認②、そして減速③、歩行者を巻き揉まないように④。」
これは様々な指示を出されてチャンクを必要以上(上記では4つ)に使っている状態なのである。
効率も悪いし、疲れも出るのである。
でも運転が上達してくると、全部同時に頭でコード化して、意識しないでも処理することができるようになるのです。このときのチャンクは1つです。
カーブを曲がるときには上記の事項をすべて意識しなくても行っているのである。
自転車に乗るときも同様だ。
最初は→サドルに乗って①、ペダルを漕いで②、バランスも取って③、前を向いて④・・・。(4チャンク)
練習すると→同時にできている。(1チャンク)
つまり意味を見つける能力が高まると、1つのチャンクに入る記憶事象の量が飛躍的に多くなるのである。だから結果的に上級者はたくさんの項目を記憶できるのである。
技術ごとも熟練してくると、複数の項目を同時にこなす事ができるようになるので、その分余裕ができ、さらに様々な意味をその動作に加える事ができるという事だ。
学院長より
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