おそらくすべての技術系のプロに当てはまることだと思うが、プロとアマチュアを分ける一つの指標といえば、ズバリ「状況判断」という項目を外すわけにはいかないだろう。
カリスマレベルの技術はともかくとして、必要な技術を体現することはトレーニングによってある程度可能だ。問題は、その技術が一番必要とされる場面はどういうところか?今の相手の状態に対して一番何をしなければならないのか?
このあたりの状況判断がプロとアマでは天と地ほどの差があるのだ。
多くの人は自分が成功しないのは技術やスキルが足りないからだ、だからそのために技術を磨こう、資格を取ろう・・・
ある意味では一つ必要なことだろう、だがそれでは十分な解答とはいえないのである。
技術・スキルを身に着けるのと同じくらい、いや、それ以上に今現在与えられた状況を判断するスキルが優先するとプロの人は思っているはずである、特に相手がいる職業であればなおさらである。
せっかく身に着けた技術もどこで使えばよいかわからないようであれば、その技術の能力は半減する。
自分が誰かのところに行って学ぶ場合、そのやり方を学ぶのも大切だが、その人の考え方・概念をしっかりと把握することが、後々の自分の成長につながる。考え方・概念がしっかりと認識できていれば、その人と一緒にいない間にも、行動の選択の際に、「この人ならこういう考え方だから、こういうやり方でいくだろう・・・」こういった洞察ができるようになるのである。
学院長より
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