ある程度1つのことに関し,知識経験が深まってくると、自分の独自の訓練法を編み出すことができるようになってくる。そういうレベルになってくると自分の得意技の習得と併用して別の意味のトレーニングを同時に出来るようになる。
そうすると、昔やっていた基本的なトレーニングに+ αとして異なる意味を付加することができるようになってくる。
独自性を学ぶことにより、結果的に基本スキルの強化につながることができるということだ。
例えば同じトレーニングをするとしても、体が元気いっぱいの時にトレーニングをするのと疲れきった特にトレーニングをするのでは内容が全く異なる。
わざと疲れ切ってからするトレーニングもある、一見するとそれはとても変わっているように見えるがきちんと理屈にかなっているのだ。
実際の臨床現場では、自分が絶好調の時に患者さんと当たれる時ばかりではない、いちにち何も施術をしたり、自分の体調がすぐれない時もあるだろう。そういった場合に同じパフォーマンスを保つための練習として疲れきったときの練習と言うのは最適なのである。そして本当に疲れきった状態というのは無駄な動きができないので正しい姿勢、つまり自分にとって無理のない姿勢以外では施術を施すことができないことが多い。
その姿勢を覚えることにより、身体の疲労に耐えられ、高いパフォーマンスを発揮できるフォームを身につけることができるのである。
学院長より
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