学生時代、自分で学費を出して働きながら、通学していた自分にとって、そうでない環境の人たちが本当にうらやましかった。今ではそういう考えはないのだが、当時は本当に欠乏マインドに陥っていた。
働きながらなので、少しでも時間を調節しないといろいろなことが成り立たない。そんな中、へらへらしている学生の人たちに嫉妬したりもした。
「今に見てろよ、この環境から這い上がってやる!」
そういう気持ちのみで学生生活をしていたのを覚えている。
東京の池袋の隣に住んでいたのに、学生生活の数年間どこにも行った記憶がない(笑)
というかあまり頭が思い出したくないのか、よく覚えていないことも多い(笑)
いつも気持ちを強く持っていたが、一度だけ心が折れそうになった時があった、
いつも技術練習はヘタなので人一倍やっていたつもりだったのだが、とある授業で、担当の先生が、私をみんなの前に引っ張ってきて、「こういうやり方はダメですから」って駄目出しされたのだ。
あの日だけは、正直プラス思考になれなかった。帰ってから一人部屋でふてくされた。でもふてくされても誰も助けてくれるわけではない。練習相手も誰もいないので、一人バスタオルを丸めて練習を始めてみた。やってる最中に泣けてきたのは何となく覚えている。自分がひどく惨めだった。
技術ごとはやってもやってもうまくなる確証はない。いつ変わるかもわからない。そんな中、自分を最後に支えるものは、
「このまま終わりたくない」この気持ちが大切だと思う。
そのなかで這い上がってこれれば、きっと自分の前に違う景色が見れるはずだ。
目の前に壁があると感じているみなさん、その壁もう少しで越えられるかもですよ。頑張ってください!
学院長より
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