常識を疑う

最近テレビで、「アズキ」がダイエットに良いだの、健康に良いだの、これだけで簡単に痩せられるだの、そういうことが番組としてやっていたらしい。これでしばらくはスーパーからアズキがよく売れてメーカーはホクホクだろう。

これでまた、そういうのを過剰に摂取した患者さんが来るのと思っていたら案の定患者さんがもう２人も来た。

その患者さんたちが、普段からいい加減な患者さんとは言わない。

今回のケースにかかわらず、

普段はこちらが体に良いことを進めたとしても、「私は合わないから無理です」

と、こうやって決めつけて一向に実行しないのに、自分の都合の良い願望には率先してその日から実行するという・・・人というのは不思議なものである。

自分のメンタルブロックというか、フィルターがあまりにも強いので、自分が納得しないものは本当に良いものか悪いものかを検証しないでハネてしまうのである。

逆に自分が納得したものに関しては、しっかりと検証していない段階で、無条件で取り入れてしまうのである。

どちらも両極端はお勧めしない。

ここでわかっていただきたい事は、

「人というものは程度の大小にかかわらずそういう性質を持っている」ということをまず自分自身で自覚することが大切だということである。

そしてもっと大切なのは、

いい加減テレビで見ただけで、

〜だけを食べれば痩せられるから食べる、

〜が健康効果があるらしい・・・

いい加減そういうところから卒業しないとダメだよということを、認識してほしいということである。

今現在の、自分の健康状態や、体型に対して満足していない人に一言言いたいのが、何十年とやってきてそのやり方・考え方で思ったような結果が得られていないのだから、自分が無意識レベルで取り入れてる習慣をいちど見直してみることを考えてみることが大切だということををぜひ言いたい。

テレビで、なんとあの健康効果がすごい・・・

そうやってすぐ次の日にスーパーに買いに行って相変わらず不健康な自分が何十年もそこに存在していることを自覚するべきである。

本来、食べ物は、健康に良いものだとしても

食べ方や、組み合わせ、食べる時間帯、体の調子によって合う食べ物合わない食べ物など様々な要素が絡み合って正しく選択することが大切なのである。

「でも私は〇〇が大切だと思う」という我を自分を客観的に見て取り除き、素直な心でその道の先駆者の言葉に耳を傾けることがとても大切だと思う。

皆様に末長い健康が訪れますように心から願っています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　厚木整体スクール学校　学院長より