『体力』を考えた施術をしているだろうか?
一般的に体力があるとは、運動能力が高い人を指すことが多い。
筋力、心肺機能、俊敏性など、身体能力が高い人を体力があると表現される。
しかし、生命活動に必要な体力というものも存在している。
例えば、外的な菌やウイルスに対抗するためにも体力が必要だ。このような外的なストレスに対して、防御的に反応するための体力を防衛体力と呼んでいる。
施術においても、この体力を考慮したアプローチをしていく必要がある。
特に、慢性的に疲れている方に対しては、慎重になる必要がある。
このような経験はないだろうか?
施術後に、もみ返しのような痛みが出た、患部の痛みが増したなど…、
これは、まさに体力以上の負荷を与えてしまった典型例だ。
先日も、マッサージを受けて余計に痛みが増した方が来られた。その方は、痛いところをグイグイ揉まれ、「これじゃーほぐしきれないから」と2時間ぶっ続けで揉みほぐされたようだ。
さすがに、これはキツイ。。
元気な方であれば、耐えられた刺激だったのかもしれないが、疲労が蓄積され、刺激に対して反応出来ない状態では、火に油をさすようなもの。
このような施術は、危険だから絶対にやめてほしい。
施術をする上において、相手の疲労度をチェックすることは、施術家とし必要な技能。
この能力は、磨けば誰にでも分かるものだから、真っ先に覚えてほしい。
施術をする側も受ける側も、この知識は必ず持っておこう。
流れ的に、売り込みになってしまうけど、体力を考えた施術の組み立ては、整体師コースでお伝えしている。
それでは、次回もお楽しみに☆
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